日本で最も高価な27羽の鳥
趣味で着物をやっているのですが、この前呉服屋さんに遊びに行きました。
そこで企画をやっていて、普段はお目にかかれない人間国宝の作品が展示されていました。
一番トップに飾られていたのがこちら!
国に納めてしまったり、美術館などに置いてあっても仕方のない作品・・・
がガラスケースにも入っていない剥き出しのままで鎮座していました。
なんという贅沢よ・・・
その贅沢な着物のたちの中で中心にいる着物がこの鴨?が27羽描かれた着物でした。
店員さんに「こちら一羽いくらだと思う?」と聞かれたのですが・・・
なんと200万円!!
一羽で、ですよ!?
それが27羽だから・・・この着物一つで5400万!?
こんなもの、私が見ていいのか!?
これは染色家の一代目「羽田登喜男」の作品とのこと・・・
これのどこがすごいのか、目が貧乏な私にはわからなかった・・・
そんな私の素振りをみてか、店員さんが説明してくれた。
染の技術がすごいらしい。
人間国宝とは高度な技術を持った人が制定されるらしい。
(そして、必ず後継者がいる人でなければならないとのこと。しかも人間国宝になれば年4000万の補助がでるらしい・・・が色々難しい。ちなみに2代目羽田登喜男は人間国宝になっていない)
本当に見る人が見れば、一発でわかると思うのだが・・・ウーン本当にどこがすごいのかわからない。
豚に真珠・・・
特に今回はカバーもされていない、本当の『生』でみてしまったのだから、本当に申し訳ない気がするよ・・・
豚どころか、真珠どころか、ハエにダイヤモンドだね・・・
<関連ネタ>
wikipedeia人間国宝
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E9%96%93%E5%9B%BD%E5%AE%9D
人間国宝一覧みたんだけど、興味がないと全然わからない種類の伝統工芸、技術、美術ばかり・・・
国で大切にしているモノって、日本での至高の技術ってきっともっと廃れていくよねって思った悲しい今日。
でもその代わりに新しい技術ができていくのかな?それならいいのだけれど・・・
グローバル化して、色んな国の文化が近いものになっていく今、日本オンリーワンって作っていくのが難しい気がするので心配です。